ヴェニスの商人のあらすじを簡単に分かりやすく!結末のネタバレあり

16世紀のヴェニスを舞台に、主人公アントニオのと彼を取り巻く人々の複雑な人間関係が魅力の「ヴェニスの商人」。

シェイクスピアによる愛と正義、そして知恵の勝利が織りなす物語ですが、今回はこの「ヴェニスの商人」の心揺さぶるストーリーを、簡潔かつ分かりやすく紹介します。

また結末はどうなるか、ネタバレを交えてクライマックスである裁判に勝った方法までチェックしてみましょう。

ヴェニスの商人:あらすじを簡単に

情熱と友情の絆:アントニオとバサーニオの約束

この物語は、16世紀のヴェニスが舞台。

主人公は心優しいはヴェニスの商人アントニオ。

彼には親友バサーニオがいて、バサーニオは美しいポーシャに求婚したいと思ってます。でも、そのための資金がないんですね。

アントニオは友情を胸に、バサーニオのために金を借りることを決意します。

でも彼の資産はすべて船に投資されていて、
手元には現金がない状態。そこで、

そこでアントニオはユダヤ人の金貸しシャイロックに目を向けるんです。

運命の裁判:シャイロックの復讐

この金貸しシャイロックは、ちょっと厄介な人物で、宗教的であったり文化的な背景もあり、アントニオに対して敵意を持っているんです。

彼はアントニオが期限までに借金を返済できなかった場合「アントニオの肉1ポンドを要求する」という、なんとも奇妙で恐ろしい条件を提示します。

でもアントニオは友情のために、ということで、この条件を受け入れてしまい、そのお金で親友バサーニオはポーシャのもとへと旅立つんですね。

愛と正義の勝利:ポーシャの知恵

一方、ポーシャはとても美しく、
たくさんの求婚者が彼女との結婚を求めています。

でも彼女は彼女で、父の遺言があり、
「正しい箱を選んだ者だけがポーシャと結婚できる」というルールがあったんです。

友人バサーニオはこの試練に挑み、
見事ポーシャとの結婚を勝ち取ります。

でも、幸せも束の間、アントニオの船が失われてしまい、彼は借金を返済できなくなってしまうんです。さぁ大変。

金貸しのシャイロックは、約束通りアントニオから肉1ポンドを切り取ることを要求し、事態は裁判にまで発展します。

でもそこで活躍したのがポーシャ。

なんと彼女は男装をして法律家に扮し、裁判の場に現れるんです。

ポーシャは巧みな弁論で金貸しシャイロックの要求を退け、アントニオを救うんですね。

結局、金貸しシャイロックは全てを失い、キリスト教に改宗することを余儀なくされます。

一方、アントニオはということ、船が無事に帰港し財産を取り戻します。

友人バサーニオとポーシャ、そして彼らの友人たちは幸せに暮らし始めたとさ。

この物語は、人間の感情の深さと複雑さ、時には理不尽な社会の構造を浮き彫りにしているシェイクスピアによる物語。その奥深さに、今もなお多くの人々を魅了し続けているようですね。

参照: The Merchant of Venice – Wikipedia

ヴェニスの商人:主な登場人物を紹介

  • アントニオ:物語の主人公
    ヴェニスの商人で、親友バサーニオを深く思いやる心優しい人物。友情のために自らの安全を犠牲にしてシャイロックから金を借りる。こうした行動が物語の主な展開を引き起こします。
  • バサーニオ:アントニオの親友
    アントニオに金を借りてポーシャに求婚するために旅立つ。この求婚のために主人公アントニオが金貸しのシャイロックから金を借りることが物語の発端。またポーシャとのロマンスが物語に愛の要素を添える。
  • ポーシャ:物語のヒロイン
    バサーニオの求婚の相手。裕福で知恵深い女性として描かれ、父の遺言による「箱選び」の試練を通して結婚相手を選ぶ。また主人公アントニオを救うために男装して法廷に立ち、巧みな弁論を展開する
  • シャイロック:主人公の対立者でありユダヤ人の金貸し
    主人公アントニオとの契約を通じて物語の主要な衝突を引き起こす。「肉1ポンド」の要求は物語のクライマックスへと導く重要な要素となる

ヴェニスの商人:ポーシャの指輪について

「ヴェニスの商人」では、
物語に登場するポーシャが好きという方も多いと思います。

物語中、ポーシャは知的で独立心が強く、思慮深い女性として描かれていますが、バサーニオに渡す指輪にまつわる話から、より彼女の性格が分かりそう、ということでちょっとご紹介。

ポーシャとバサーニオの二人の結婚の際、ポーシャはバサーニオに「この指輪を決して外さないように」と頼みつつ指輪を渡しますが、バサーニオはその約束を守れず、それを外しちゃうことになります。

物語の後半で、ポーシャは男装して法律家を演じ、裁判で勝利した後、報酬としてバサーニオから指輪を要求するんですね。バサーニオは、相手が裁判を勝利に導いた恩ある法律家だと思っており、実際にはポーシャであることに気づいていません。

えぇ?まじですか...ということで、最初は拒否するものの、法律家(ポーシャ)から執拗に要求され、更にアントニオからも渡すように言われ、結局は渋々指輪を渡します。(バサーニオ、カワイソス。アントニオもその法律家がポーシャだとは気が付いていなかったようですね)

ポーシャがバサーニオが果たして自分との約束を守ってくれるか試すシーンにもなりますが、その後、バサーニオから「指輪をなくした」と告げられ、「なんでなくした!?」「どこでなくした?!」と更に追い打ちをかけます。(もうバサーニオのHPは0状態ですね(笑))

最終的にはポーシャが「実はその法律家は男装した自分だった」ことを明かし、バサーニオに指輪を返すことに。(バサーニオ、放心状態だったかも)

ポーシャのユーモアと聡明さが物語に彩りを添えていますが、バサーニオにとってはちょっと(というか、かなりの)試練でしたね(笑)

ヴェニスの商人:裁判にはどうやって勝ったの?

物語のネタバレになりますが、
ヴェニスの商人のクライマックスと言えば裁判のシーン。

この裁判で、男装して登場したポーシャは、どうやって金貸しのシャイロックに勝ったのか、ネタバレですが解説します。

まず、裁判の始まりはこんな感じです。

アントニオがお金を返せなくて(アントニオの財産を乗せている船が戻ってこなかったので)、金貸しシャイロックは「約束通り、アントニオの肉1ポンドをよこせ」と要求します。

そこで活躍するのがポーシャ。

彼女は男性の法律家に変装して法廷に登場し、まずは金貸しシャイロックに慈悲を求めます。(ここで有名なセリフが登場)。でも勿論金貸しシャイロックはそれでは納得せず当然のように拒否。

そこで法律家ふんするポーシャは、法律から見て契約書の抜け穴を見つけます。

まるで一休さんに出て来るトンチのような展開になりますが、主人公アントニオと金貸しシャイロックとで交わされた契約書には「肉1ポンド」とあるだけ。

だからポーシャは、シャイロックが肉を切り取るときに「血を一滴でも流したら、肉以外にも取ることになり法律違反になる」と指摘するんですね。つまり金貸しシャイロックはアントニオから肉を切り取ることができなくなるというわけ。

さらにポーシャは追い打ちをかけ、シャイロックがアントニオの命を脅かしたことで法に触れていると指摘します。

結果、アントニオは無事救われ、バサーニオとポーシャは幸せな結末を迎えることができました。(金貸しシャイロックは自分の財産を失うことになりました)

めでたしめでたし。

まとめ

「ヴェニスの商人」は、シェイクスピアが描く複雑な人間関係と深い感情の世界を、16世紀のヴェニスという舞台で展開する物語。

主人公アントニオの友情、バサーニオとポーシャの愛、そして金貸しシャイロックの複雑なキャラクターといったそれぞれの個性が魅力的ですし、特に裁判のシーンでのポーシャの活躍が楽しいし面白いですね。

この記事読んで、実際に本を読んでみよう!と思われたら幸いです。

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